一人だけど一人じゃない。刺激し合えて楽しい職場です【北海道フーズ輸送株式会社 旭川支店】
2024年4月15日公開
![私が選んだ職場](/_next/image/?url=%2Fassets%2Fimages%2Fblog-post%2Fcategory%2Fwatashiga-eranda-syokuba.jpg&w=1920&q=75)
車が好きな宮﨑さんは、自動車整備士を経てドライバーに転職。以降さまざまな企業で配送業務に携わります。現在もトラックを運転し、取引先を2、3往復して集荷に勤しむ日々です。
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ドライバー/宮﨑哲也さん(40歳)
旭川市出身。2016年入社。週2回の筋トレや夏場には出社前のジョギングを行うなど体を動かすことが好き。
整備士時代に抱いた興味から、運送業界に転職
高校時代は自動車科で知識と技術を高め、卒業後に自動車ディーラーの整備士となった宮﨑さん。定期点検で入庫された車を、オイル量や摩耗具合などの項目に見落としがないようくまなくチェックしていました。時には引き取り納車で搬送車を運転することもあり、そこからトラックの運転に少しずつ興味がわいたと言います。「いつか使うかもしれない」と大型自動車の免許を取得したのもこのころでした。
4年で整備士に区切りを付けると、クリーニング店での配送スタッフを経て運輸業界に転職。運転技術に関してはその会社で培い、「配送の知識やスキルはこの時にしっかり教えてもらいました。荷物の積み方やハンドリフト、フォークリフトの扱い方まで、今の仕事の基礎になっています」。スーパーへの商品配送が主な業務で、充実した日々を送っていました。
しかし、得意先の合併や組織再編でスーパーへの配送業務がなくなり、引っ越しなど別の配送を担当することに。食品の配送を続けたかった宮﨑さんは転職を決意し、現在の職場「北海道フーズ輸送株式会社 旭川支店」へと活躍の場を移します。
重心と隙間が配送のポイント
同社での業務は大きく集荷と配送に分けられます。農家やJAなどから受け取った青果は、自社倉庫で配送先ごとに仕分けられ、カゴ台車やパレットに積んだ商品をスーパー等の小売店へ届けるのが一連の流れです。メインの取引先であるスーパー分の青果を除く商品は、別の場所にある物流センターに集約。そこから各店舗へ配送し、大型店舗の場合は1日4往復すると言います。
集荷と配送、共通して大事なのが荷物の積み方です。特に配送の場合、バランスが悪いと輸送中に商品がカゴ台車から落ちる可能性があります。仕分けスタッフが積んだ物がグラグラしたり重心が偏っていたりと不安定な場合には、別のスタッフと2人で積み替え作業を行うことも。「トラックには隙間なく積み込み、難しいものはラップを巻いて固定することもあります。運ぶ荷物全般に言えることですが、いかに遊びをなくすかがポイントです」。重い物はなるべく下の方に置き重心を低くすることで、安定した輸送を行います。スーパーへは台車ごと商品を納め、前回納品時の台車を回収します。2店舗分を一度に配送する際に前後で積み分けてしまうと入れ替えで時間がかかるため、あらかじめ左右に分けるといった工夫をすることもあるそうです。
積み間違いを防ぐため何度もチェック
南北は富良野から美深まで、東西は網走から奈井江までが配送エリアです。事故なく安全に走行し、制限速度も順守。荷崩れを防ぐためにも右左折時は遠心力が働かないよう特にスピードを落とします。あらかじめ余裕を持って到着予定時刻を設定していますが、万が一遅れてしまいそうな時は事前に運行管理者へ連絡をすればフォローしてくれると言います。配送から戻ると雑談をすることも多く、普段から良好な関係を築くことが円滑なやり取りにつながるのかもしれません。
現在は集荷業務がメインで、愛別町のJAからキノコ類を運んでくることがほとんどです。宮﨑さんが特に気を付けているのは、積み間違いがないか確認をすること。「何百ケースとあるので商品と伝票に間違いがないか何度もチェックしています。自分が一番信じられないという意識でいるので、確認癖が付いているんです」。商品名と配送先、ケース数が書かれた集荷表を見比べながら確実に作業をこなし、下ろしやすさも考慮して積み込んでいます。
最近は国家資格である運行管理者にも興味が出てきたそうで、今後は資格取得も視野に入れる宮﨑さん。ステップアップするその日まで、青果物を運び続けます。
カゴ台車に積まれた商品を積み込み、動かないようしっかり固定する
パレットに載ったものは、フォークリフトやハンドリフトを使って運搬
常に安全運転を心掛ける宮﨑さん
昔より働きやすい職場になりました
![](https://image.haj.co.jp/article/images/6614cfbd2c4a0884862794.jpg)
課長代理/森本康弘さん
ドライバーは休憩時間がないイメージがあるかもしれませんが、当社では休憩時間も含めてスケジュールを組んでいるので、少なくとも1時間半は確保できています。休暇希望もほぼ100%通りますし、さまざまな環境改善に取り組んできました。また、中型免許などの取得支援制度もあり、構内作業をしつつ教習所へ通い、取得後にドライバーとして働けるサポートも行っています。
北海道フーズ輸送株式会社 旭川支店
![](https://image.haj.co.jp/article/images/6614cff0612c3394349319.jpg)
1971年創業で本社は札幌。青果・食肉・鮮魚・日配食品などの物流業務に携わり、スーパーを中心に安全安心で確実な商品配送を行う。
北海道旭川市永山北2条7丁目7‐5
TEL.0166‐46‐0600
https://hokkaidou-foods-yusou.co.jp/
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