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仕事が子育てのリフレッシュに。働きやすく長く勤められる食肉加工の職場【株式会社米谷産業 南第一工場】

2022年5月30日公開

私が選んだ職場

接客業の楽しさを知り、飲食店やアパレル、書店などさまざまなジャンルの店で接客に従事してきた加茂さん。仕事と家庭を両立しながら働く中で、子育てに理解があり急な休みや勤務時間なども融通の利く米谷産業の南第一工場に勤めています。

パートスタッフ/加茂 泉さん(37歳)
旭川市出身。夫と2人の子どもの4人暮らし。料理を作るのが好きで、時間があるときは煮込みに没頭する。勤続5年目。

子育てを経験し、仕事選びの基準が変化。

専門学校時代のアルバイトで接客の楽しさに目覚めた加茂さん。計画していた理学療法士から進路を変更し、本格的に接客の仕事に就きます。「働き始めたのはランチ営業も行う居酒屋で、お客様と交わす会話がとても楽しかったんです」。インターネット上で見掛ける「おいしかった」「接客が良かった」といったお店の評価やお客様の反応もうれしくやりがいになっていたと言います。

その後もさまざまなお店で働き、全国展開するアパレル店での接客も経験。売り場づくりの楽しさを知る一方で、生涯のパートナーと出会い結婚するなど、公私共に充実した日々を過ごしていました。そしてある時、加茂さんは新しい命を授かります。「産休を取って復帰するという選択肢もありましたが、第一子で出産後のことが読めず、職場に迷惑を掛けたくないと思い辞めることにしました」。1年程子育てに専念した後再び働き始める際には、家庭や子育てと両立できる勤務時間や残業のないことが職場選びの基準に。楽しいだけでなく無理のない働き方を重視するようになりました。

同じ品質のものを、早く正確に作っていく。

加茂さんが現在の職場である米谷産業で働き始めたのは、約4年前のこと。量販店・飲食店向けにホルモンを加工する工場で、味付けや計量の他、ホルモンをパックに詰めて封をする「真空」、出来上がった製品を整えてお店に陳列できる形にする「たたみ」と呼ばれる作業を担当します。衛生上、工場内にメモ帳は持ち込めないため、手際の良い先輩の作業を見ながらまねすることで次第に慣れていきました。それでもたたみ作業のコツをつかむのには苦戦したと言います。「腕を伸ばしてしっかりと体重を掛けることで袋の四隅まで中身を行き渡らせるのが私のやり方ですが、そこにたどり着くまで相当な数をこなす必要がありました」。

不良品を生み出さないために気を付けていることが、どの工程にもそれぞれにあるという加茂さん。味付けでは塩コショウをまんべんなく行き渡るように振りかけることで混ぜ合わせる際のムラをなくします。真空作業ではホルモンをパックへ移す筒の中にホルモンが残っていないかチェック。計量では決められた重さになるよう量を調整しますが、「どの工程も正確さとスピードが求められます。品質に差が出ないよう、常に同じように淡々とこなすのが大変ですね」。日ごとの製造スケジュールにより、担当を割り当てられた工程の業務に従事しています。

子育てに理解があり、フォロー体制も万全。

昨年9月、今までは手作業で行っていた真空の工程が機械化され、スタッフの負担が軽くなりました。しかし、その一方で気を付けなければならないことも。製品ごとに機械の設定を変更する必要があり、それを間違えると不良品の発生につながってしまうと言います。「以前、たれのスイッチを入れ忘れたことがあったんです。たたみを担当していた方がすぐ気付いてくれて損害は少なく済んだのですが、それ以降、確認はもちろん工程全体を見てフォローできる体制を意識するようになりましたね」。前後の工程担当と連携を取ることはもちろん、自分が担当する工程で作業がストップしないよう、機械にセットしたパックの補充タイミングを考えたりと、広い視野を持って行動するようになったそうです。

現在、10歳と6歳の子育てと仕事を両立する加茂さん。子育てのサポートをうたう同社の職場環境について尋ねてみました。「子どもが急に風邪をひいた時でも休みやすいので助かっています。仕事に穴を空けてしまうことに申し訳なさがありますが、みんながフォローしてくれますし、『仕方ないよ』と声を掛けてくれます。周りに子育て経験のある方が多くいらっしゃるので、気持ちが楽になりますね」。こうした温かい職場環境がすっかり気に入り、この先も長く勤めたいと今日も生き生き働く加茂さんです。

  • ホルモンをパックに詰める。手際よく作業するには計量担当との連携が欠かせない。

  • たたみの作業では、パックの四隅までホルモンを伸ばし厚みを均一にしていく。

  • 直腸を機械でカット。規格より大きいものは切り直し、小さいものは別製品に使用。

力を合わせて多くの商品を作っています。

南第一工場責任者 主任/東江 拓さん

南第一工場は当社の工場の中でもホルモンに特化した工場で、製造しているパック数が多いのが特徴です。一つのことに集中して作業できるので黙々と働くのが得意な方や、てきぱき動いて周りが見える方が向いています。休み希望も可能な限り聞いていますし、職場のスタッフ全員でフォローしながら働きやすい職場づくりも行っています。

株式会社米谷産業 南第一工場

1954年創業。食肉加工や製造販売、食品のプロデュース、外食事業など多岐にわたる。南第一工場は2001年に稼働し、人気商品の「炭や 塩ホルモン」をメインに年間約400トンを製造している。

北海道旭川市南7条通23丁目1976‐18
TEL.0166‐31‐6599

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