私が選んだ職場 細やかな接遇を心掛けて心地よい空間を提供し患者様を笑顔にしたい【ナカジマ薬局 西23条店】

2022年11月28日 公開

高校に通いながら医療事務の資格を取得し、病院や調剤薬局で働いていた門脇さん。結婚後は10年以上子育てに専念して昨年10月に「また働きたい」と再就職しました。患者様が安心して治療を続けられるよう気持ちに寄り添う接遇を心掛けています。
医療事務/門脇美恵さん
高校卒業後、医療事務の資格を生かし病院や薬局に勤務。結婚を機に退職し、昨年10月に再就職した。

高校在学中に資格を取得。医療事務員として再就職。

門脇さんは高校在学中、医療事務の資格が取れることに興味を持ち、半年間専門学校に通いました。高校卒業後は、取得した資格を生かし、病院や調剤薬局に勤めます。「医療事務の仕事は、診療報酬の改定ごとに、新しく覚えなくてはならないことが多くて大変でした。また、患者様によって国民保険、社会保険等、加入している医療保険が違うので、請求業務に気を使います」と話します。分からないことはその都度先輩スタッフに確認し、できる限りノートに書いて覚えていったそうです。

その後、結婚を機に退職して子育てに専念し、10年以上のブランクがありましたが、昨年10月に「また働きたい」と再就職を目指しました。とはいえ、まだ子どもは12歳と8歳。手が離れたわけではありません。家事に支障のない時間帯で働けるところから探したと言います。「ナカジマ薬局は、午前中から午後2時までのシフトを募集していて、この条件なら働けそうだと思いました」。

失敗をしても引きずらず気持ちを切り替えて次へ。

現在門脇さんは、調剤補助をはじめ受付、会計、清掃、薬以外の衛生用品や小物の在庫補充等を担当しています。調剤補助は、薬剤師の指示の下、処方せんに書かれた薬を棚から選んで取り出す「ピッキング作業」が中心です。当薬局は4つのクリニックをメインとし、地域の処方せんを幅広く応需しているため、多い時は1日200枚もの処方せんを受け付けることがあるそう。「忙しい中で焦ってしまい、薬の取り違いやレセプト業務(診療報酬明細書作成)での保険内容の入力を間違うなど、今も失敗はあります」と言いますが、処方せんと異なる薬を取り出した場合、過誤防止システムにより、すぐに間違いに気づくことができると共に、最終的に薬剤師が確認し、万全なチェック体制でミスを逃しません。入力に関しては、自身で最新の診療報酬や保険の情報を記録して覚え、ミスを防ぐことを意識しています。

「完璧な人はいないので、失敗をしても引きずらず、次は気を付けなくてはと気持ちを切り替えています」と話す門脇さん。常に緊張感のある中、うれしいと感じるのは患者様との触れ合いだと言います。「病気や悩みを抱えた患者様が自宅に帰る前、最後に立ち寄るのが薬局です。少しでも心地よく過ごしていただき、安心して治療に向き合えるよう関われるのが、この仕事の魅力だと思っています」。日ごろから、薬局内で困っている患者様を見かけたら、「どうされましたか」と声を掛けたり、薬の受け取りブースやトイレをご案内したり、細やかに対応しているそう。「患者様から『ありがとう』と笑顔で言われるとモチベーションが上がり、やりがいを感じますね」とほほ笑みます。

働くことの素晴らしさを子どもたちに伝えたい。

家事はご主人が洗濯等を担当し、上の女の子は洗い物、下の男の子は料理を手伝うなど家族の協力もあり、今では週5日、午前9時から午後4時まで働いているという門脇さん。「家事はきちんとしたいほうでしたが、自分が頑張り過ぎると、イライラして子どもにも嫌な思いをさせるので、『今日はこれができない』とオープンに家族へ伝えて手伝ってもらっています」。掃除はできる時にするようにし、調理の余裕がない時は市販の惣菜を利用する他、簡単な丼ものにしたり、朝のおかずをリメイクしたり、工夫しているとのこと。「仕事同様、家事に関しても完璧を求めないことが大切」と話し、こうした考え方が仕事と家事をバランスよくこなす秘けつになっているようでした。

今後は、社会人かつ母親として、次世代を担う子どもたちに、働くことの素晴らしさを見せたいと思い描いている門脇さん。「社会で責任を持って仕事をするのは、時につらくて大変ですが、大きなやりがいも感じられます。働く姿が『かっこいいなあ』と子どもたちに思ってもらえたらうれしいですね」。患者様をお待たせしないよう協力し合うスタッフの仕事ぶりが、薬局を訪れる子どもたちにも伝わることを願いながら、日々心地よい薬局づくりに取り組んでいます。

働きやすい環境を整えて患者様の健康を全員でサポート

医療事務 係長/岩舘ひとみさん

当薬局は常に患者様に寄り添うオンリーワンの薬局を目指し、薬剤師をはじめとするスタッフ全員で患者様の健康をサポートしています。そのためにも従業員個人の生活の充実が大切であると考え、バースデー休暇、4半期休暇、最大9日間の連続休暇の他、産前産後および育児休暇制度等の福利厚生により、働きやすい職場環境を整えています。

ナカジマ薬局 西23条店

2008年、複数のクリニックが並ぶ複合医療タウン内に開設。薬局内には癒やしがテーマのショップ「HOT STORE」もある。地域に根差した医療サービスを提供し、患者様が元気になれる場所を目指している。
北海道帯広市西23条南2丁目16‐38
TEL.0155‐61‐1200
https://www.nakajima-phar.co.jp/shop/336/

私が選んだ職場

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