今の職場である音更電設株式会社に入社する前は、乳製品を製造する工場での仕事経験を持つ久保さん。パソコンで機械の稼働状況を管理したり、製品の品質を確認する役割を担っていました。3年間勤めたころ、新しい環境で働いてみたいという気持ちが芽生え、転職することを決意。就職先を探していた時に、当社で身内が働いているという知人から会社の評判を聞いたと言います。「『人間関係が良くて働きやすい職場だから、一緒に働いてみたら?』と声をかけてもらいました」。かねてライフラインに関係する業界に興味を持っていた久保さんは、ものは試しと問い合わせをしたところ、面接の機会を得ることができ、その後採用となりました。「面接は堅苦しいものではなく、会社の雰囲気も良かったのが印象に残っています。未経験の業界でしたが、ここでチャレンジしてみたいと思いました」と当時を振り返ります。
入社後工事グループに配属された久保さんは、電柱の建柱や配電線工事を担当。特に建柱時に行う穴掘りの作業は、水道管を傷付けないように注意しながら、地上から2メートル30センチの深さまで手作業で穴を掘るという体力仕事です。「入社して2、3カ月後には、筋肉が付いて別人のような体形になりました」と、その変化に驚いたそう。「慣れるまでは体力的にもきつかったですし、部材の種類が多いので、名前や用途を覚えるのも苦労しました。でも、気軽に先輩達に質問できる雰囲気があったので、未経験の自分でも仕事を身に付けることができて感謝しています」。