高校卒業後、東京の俳優養成所に通いながら焼肉店でアルバイトを始めた国府方さん。接客は初めてだったこともあり、オーダーミスや提供するテーブルを間違えることも多かったと言います。そこから少しずつ動き方や接し方を身に付け、自分から積極的に動けるように。「すべてのお客様に笑って帰っていただく」ことをモットーに仕事に励んでいました。
将来の目標が変わり北海道に戻った国府方さんは、その後も飲食店を中心に働きます。一時期はイタリア料理店と中華料理店、洋菓子店を掛け持ちで働いたこともあるそう。特にイタリア料理店では接客も調理も基礎からしっかり学ぶことができ、ホールに立つ店長とマネジャーの姿は憧れるほどに格好良かったと話します。「お客様が入ってきたら誰よりも早く声を掛け、真っ先に駆け寄りますし、ホール全体への目配りや指示も的確。お客様とのコミュニケーションもうまく、これがプロなんだと感じました」。教えを請い、まねることで、フレンドリーでありながらも品格のある立ち居振る舞いを習得。その後ステーキ店、スープカレー店を経て、昨年12月に現在の職場レストランエスペリオに転職しました。