高校を卒業後、電気工事について学ぶために専門学校に進学した山添さん。しかし、学ぶにつれて自分の進む道に違和感を抱くようになりました。「興味があって進んだものの、電気工事を将来の仕事にすることに、あまり楽しいイメージが湧かなくなってしまいました」。環境を変えると決意し退学後、一時期はアルバイトを3つ掛け持ちしながら、さまざまな仕事を経験。そのうちの1つの職場で正社員となり、その後店長に起用されました。「書籍や雑貨を取り扱う全国展開の企業のため、旭川、釧路、群馬、苫小牧にある店舗で店長を務めました」。販売促進のためのイベント企画や商品開発、仕入れ商品の検討など、自分の判断が店舗の売り上げに直結するため、やりがいと責任のある仕事だったと言います。接客や販売、店舗運営についての経験を積んだ山添さんでしたが、アルバイト時代を含め9年間勤めたタイミングで、この仕事に区切りを付けることを決めます。「帯広に戻りたいという気持ちが大きくなり、地元企業で働こうと考えるようになりました」。そんな思いを抱えていたころ、親戚である池田建設工業株式会社の池田会長と話す機会があり、仕事について相談した山添さん。「『帯広に戻ってくるならうちにおいでよ』と誘ってもらい、未経験の仕事でしたがチャレンジしてみようと決めました」。こうして昨年の12月に入社。環境エネルギー事業部に配属され、仕事について学ぶ毎日を送っています。