高校卒業と同時に地元を離れた山川さんは、旭川で自動車の中古ホイールを販売する会社で働き始め、その後遊技場のホールスタッフに転職。接客や巡回、清掃などお客様に楽しく遊んでもらえるよう努めていました。
5年ほど働きますが、その間の雇用形態はアルバイト。夜間の勤務がほとんどで、正社員として日中に勤務する仕事がしたいと退職を決意します。「年齢的にも『正社員』を強く意識しましたし、新たな知識などを一から身に付けたいと思ったんです。そんな時にシゴトガイドで目に留まったのが今の職場でした」。こうして2011年11月、自動車部品を販売するヤマト部品で正社員として働くことになりました。
入社後は配達担当になった山川さん。先輩に同行してまず覚えたのは、得意先についてでした。「例えば整備と板金で工場が分かれていると、部品によってはどちらに持っていくか変わります。入口から部品や伝票の置き場所まで理解することが最優先課題でした」。車の部品に関して知識はほとんどありませんでしたが、お客様から教わることも多く、配達を重ねるたびに少しずつ覚えていきました。