これまでいくつかの仕事を経験する中で、「営業職」と「酪農業」に魅力を感じ、それらができる仕事に挑戦したいと考えていた宮越さん。「酪農関係の機械整備の仕事をしていた時に、お客様にとても良くしていただき、これからも酪農業に携わりながら、営業の仕事もしたいと思っていました」と振り返ります。環境を変えることを決め就職活動を始めたころ、頭に浮かんだのは「タイセイ飼料」。「何度か仕事で社員に会う機会があり、楽しそうな会社だなという印象がありました」。そこで入社希望の問い合わせをし、面接を経て念願の営業職として採用された宮越さん。入社後は先輩に同行しながら仕事を教わり、半年程で一人前の営業スタッフとして顧客を担当するようになりました。宮越さんの仕事は、家畜がより良いパフォーマンスを発揮するために欠かせない餌を提供すること。「乳量を増やしたり、乳質を向上させるためには、バランスの良い飼料は何かを考えることが不可欠です」。そのために牛の状態を観察し、日ごろ食べている牧草の成分を分析し、その時に合った餌の配合を提案します。「餌を納品するだけではなく、それを食べてどんな効果が出たかにもしっかり目を向けています」と宮越さん。その効果は顧客の収益に直結するため、日々気を引き締めて仕事に向き合っています。