高校1年生の時からスーパーでアルバイトを始め、高校卒業後もそのまま勤めることにした菅原さん。「高校生のころはレジ業務を、卒業後はサービスカウンターでの作業や品出しを担当して、フルタイムで働くようになりました」。ギフト商品の包装や配送の手続きなど、レジにはない作業を経験。特に夏場はお中元の包装依頼が多く、隙間のない奇麗な包装と同時にお客様をお待たせしない早さも求められ大変だったと振り返ります。見栄えと早さを両立させるため、お客様の少ない夜に何度も練習を重ねた結果、努力が実を結びラッピング技術が向上していきました。
ある時、自分がこの先もここで働き続ける姿を想像できず、いろいろな仕事を経験したいと思うようになった菅原さん。スーパーを辞め、働き始めたのが現在の職場のRホテルズイン北海道旭川でした。「オープニングスタッフ募集に目が留まったんです。開業時からのアルバイトならスタートラインはみんな一緒なので働きやすそうだと感じました」。本来であれば研修を受けて客室清掃員としてのノウハウを積み上げるところですが、まずはホテル内の片付けから業務が始まったと言います。実は元々ホテルとして営業していた建物で、備品がそのまま残されていたそう。使えるものはそのまま残し、必要なものは購入して設置するなどの整理を進め、スタッフ一丸となって新しいホテルを作り上げていきました。