事務員として働いていた勤め先を退職し、求職中だった下田さんは、クラフトビール醸造所を併設するレストラン「Endeavour」で醸造とホール業務を兼任する求人広告を見つけました。「お酒を作る仕事って面白そうだなというのが第一印象でした。もちろん経験はありませんし、多少の不安も感じましたが、ビール好きとしての好奇心が勝りましたね」。
入社後は先輩の作業を手伝いながら醸造業務を学び、週に一日のペースでビールの仕込み作業に従事。醸造以外の勤務日には、レストランのホール係として働き始めました。過去に飲食店での勤務経験があったことから、ホール業務についてはすぐに対応できたという下田さん。一方、お客様と会話をする機会が豊富なお店で、ビールと料理の相性について聞かれるのもほぼ日常的なこと。メインとなるビールについても種類が多く、煙でいぶした麦芽を使用するラオホビールをはじめ、セゾン、IPA、ヴァイツェンなどさまざまなスタイルを取り揃えているので、それぞれのビールに合う料理を紹介できるように、スタッフ間で情報を共有。お客様からの質問に備えているそうです。