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私が選んだ職場【株式会社西武建設運輸】

2021年5月24日公開

私が選んだ職場

食品を専門に扱う運送会社を新たな職場に選んだ石田さんは、初めて見聞きする業界の常識に戸惑いながらも、次第に自らの役割を見つけ積極的に取り組んでいきます。

異業種への好奇心に背中を押され、運輸業界にキャリアチェンジ。

運輸部/石田郁弥さん(36歳)
厚沢部町出身。勤続6年。現在は運行管理業務を担当。

30歳の節目を機に、異業種への転職を決意。

大手メガネ販売店の店員として長年勤務していた石田さんは、30歳の誕生日を目前にして転職を考えたそうです。このままずっと今の仕事を続けるべきか、転職してキャリアチェンジを図ってみるか。「お客様と接して商品を売る業務にもやりがいを感じて取り組んできましたが、異なる業界に身を投じてみたいという思いも強くあったんです。年齢的にも区切りが良く、今しかないと思って転職することにしました」。
勤務地や賃金などを職場選びの基準に転職活動を行い、めぐり合ったのは運送業の運行管理という仕事。これまで全く経験したことのない業務に、楽しみ以上の不安を感じたと言いますが、「何事もやってみなくては分からない」という前向きな性格も働いて、西武建設運輸への入社を決めました。

業界用語に戸惑いながらも、正確な情報伝達を意識。

入社して最初に戸惑ったのが、運送業界特有の言葉でした。「産地から直接荷物を持っていく『直配』という聞き慣れない単語や、2日目、3日目と言った時に当日を含める日数の数え方になかなか慣れませんでしたね」。お客様からは電話で仕事の依頼を受けることが多く、耳慣れない言葉は理解することよりも、しっかりと聞き取ってメモに残し確実に上司に伝えることに専念。その後、改めて上司に先方が何を話していたのか説明を受け、ケースごとに用語や業務を覚えていったと言います。
また、入社当初は研修を兼ねて、トラックに野菜を積み込む業務も担当。重さ10キログラムのケースをおよそ1000ケース、規格と数量を間違わないように積んでいく作業は、農産物の収穫が始まる5月の末から11月ころまで続きます。「収穫が重なる時季には一日で4台のトラックに積み込みをするハードな日もありますが、作業中はドライバーとコミュニケーションを図ることができ、貴重な時間でもあります」。現在、同社の専属ドライバーは約40名。トラック運転手一人ひとりとの信頼関係作りは、業務を円滑に進めるためにも欠かせない要素だそうです。

働きやすい環境を整え、ドライバーをサポート。

入社して6年、現在の主な担当業務は、ドライバーに運行スケジュールを伝え、円滑な配送をサポートすることです。誤った情報を伝えると大きな損害につながるので、口頭で伝えるだけでなくスマホのアプリも活用。文字として残る形で通達することで、思い違いなどによる連絡ミスの防止に努めているそうです。また、リアルタイムでトラックの現在位置が確認できるシステムも導入されており、ルートが違っていることに気付いた時には直ちにドライバーに連絡。配達や集荷が滞りなく行えるように、普段から顧客とのコミュニケーションを密に取るように心掛けていると言います。「現場で動いてくれているのはドライバーです。彼らがいてこそ成り立つ業界なので、煩わしい作業を極力事前に排除して気分良く働ける状況を作っておきたいのです」。
この仕事に就いてから、船の欠航や道路の規制に関わる情報を集めるために、こまめに天気予報をチェックするようになりました。それもドライバーの負担を少しでも減らすことができればと思ってのこと。最近では、こうした準備に「ありがとう」と感謝されることもあり、少しずつドライバーに対して“気の利く”仕事ができるようになってきたと感じている石田さん。一通りの業務を覚えた今も、まだまだ改善できる部分があるはずと、追求していく姿勢を緩めません。

  • 走行中のトラックの状況をモニタで確認

  • 配送の終了したドライバーに次の指示を出す

  • 電話とメモは常に身の回りに置いておく

  • GPSを利用したシステムですべてのトラックの動きをサポート

  • 疑問に思ったことはすぐに上司に確認を取る

未経験者を育てる下地があります。

当社では約100名いるスタッフの半数近くが未経験者として入社しています。会社としてスタッフを育成していくことを想定していますので、いずれの業務においても経験の有無は全く問いません。異業種から転職してきた私や石田さんも含め、今ではスタッフ全員が自分の役割を理解して業務を遂行していますよ。
経理部 課長/境 重和さん

株式会社西武建設運輸

1977年創業の運送会社。現在は土木部、環境事業部など時代のニーズに応じた複数の事業を展開する一方、環境活動など地域への貢献にも力を入れる。

北海道函館市亀田中野町219‐14
TEL.0138‐47‐2738
https://www.seibukensetsu.com