私が選んだ職場【ホンダカーズ南北海道株式会社】
2021年7月19日公開
土木業界から自動車販売店の営業職へと転身した竹内さんは、予想とは異なる業務内容に戸惑いながらも次第に順応。大きな目標に向かって一つひとつ経験を重ねる日々を送っています。
豊富な商品知識をベースにお客様ならではの一台を提案する。
函館産業通店 営業/竹内 潤さん(31歳)
北斗市出身。昨年末11月に同社の営業担当として入社。現在は中古自動車査定士の資格取得のため猛勉強中。
結婚を機に営業マンへと大きくキャリアチェンジ。
土木関係の会社に勤務していた竹内さんは、30歳という節目を迎えて転職を考えていました。プライベートでは結婚が決まり、これを機に本格的な転職活動を始めます。「実は前職の更に前、飲食関係の会社に7年間勤めていました。その時の接客経験を生かせればと思い、販売の仕事に就きたいと考えていたんです」。
そんなある日、知人からホンダカーズ南北海道で営業スタッフを募集していると紹介されます。希望していた販売の仕事ではあったものの、これまでとは全く違う商品にためらいがあったと言います。「食品に比べると自動車は桁違いに高価な商品です。どのくらいの頻度で売れるものなのか見当もつきませんでしたし、大変そうな業界という印象でしたね」。自動車は移動手段として運転するのみ。特に車好きだったわけでもなく、自分に務まるか不安はありましたが、いいチャンスと捉えて面接を受けることに決めました。
商品知識を高めてお客様のニーズに応える。
入社した竹内さんが直面したのは、自動車販売店の仕事に対して抱いていたイメージと現実とのギャップでした。「自動車のセールスマンといえば、来る日も来る日もお客様回りをして、新車の営業をするものだと思っていたんです」。実際には飛び込み営業のようなことはなく、1日の業務は店舗と展示車の掃除に始まり、上司や先輩スタッフが納車する車の準備、定期点検の案内状の手配、電話やメールによるお客様への来店案内など多岐にわたり、想像していた世界とは別の大変さがあることを実感したと言います。
もちろんこうした業務に加え、お客様に車を紹介するために必要な知識を蓄えなくてはなりません。僅かな空き時間を見つけては車のカタログに目を通し、車種ごとの特徴をチェック。お客様の希望に沿う車を提案するためにも勉強は欠かせないと言います。「お客様の中には車好きな方が多く、プロ顔負けの知識を持つ人もいます。そういうお客様にもしっかりと対応できるように、一にも二にも勉強ですね」。
利用する人の立場で商品をご案内する。
入社して9カ月、現在では予約なしで来店するフリーのお客様を中心に接客も行っています。アンケートをもとに希望する車のタイプを絞り込み、カタログを見ながらグレードや燃費などお客様が興味を持つデータを紹介。また、ある程度年齢の高いお客様であれば車高が低めで乗り降りしやすい車種を勧め、家族連れであれば使い勝手のいいシートアレンジを紹介するなど、利用する方の目線によるセレクトを心掛けているそうです。
「接客を行うようになってから、商品知識と同様にお客様とコミュニケーションを図る力が重要だと強く感じました」。以来、上司や同僚が商談している側で話を聞き、どのようなアプローチで話を進めるのかと耳をそば立てながら勉強しているそうです。
そんな竹内さんの今後の目標は、毎月4台のペースで車を販売すること。まだまだ先の目標ですが、実現に向けて今日も営業マンとして必要なスキルに磨きをかけています。
電子カタログの入ったタブレットは営業の必需品
お客様に定期点検の案内をする
カタログを見せながら車を紹介
駐車場でお客様を誘導する
重要なことはすぐにメモに取る
展示車を磨き上げ、お客様の来店に備える
環境を整えて対応力のある人材を育てる。
当店には多い時で1日40〜50組のお客様が来店します。必ずしも今すぐ車が必要というお客様ばかりではなく、何度も足を運んでいただく中で購入に至るのがこの業界の特徴でしょう。車販売に必要な接客の基礎を学ぶ研修制度もあり、初級、中級、上級とレベルアップしていくことで、多様なお客様の要望にも応えられる人材づくりにも力を入れています。
店長代行/田中俊克さん
ホンダカーズ南北海道株式会社 函館産業通店
1965年創業。サービスエンジニア「NSXスペシャリスト」が在籍し、販売実績、サービス共に地域ナンバーワンのホンダディーラー。
北海道函館市鍛治2丁目38-7
TEL.0138-87-8888
定休日/火曜日(火曜日が月末の場合は翌日)
http://hondacars.minamihokkaido.jp/
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