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私が選んだ職場【函館山ロープウェイ株式会社】

2021年12月20日公開

私が選んだ職場

高校生のころから観光に関わる仕事に興味を持っていた早坂さん。転職先を探す中、いつか働いてみたいと思っていた施設の求人広告を発見。世界中から訪れるお客様と接しながら職場での信用を獲得していきます。

憧れの職場で、自分を磨きながら町の魅力を紹介する。

索道サービス部 主任/早坂友里さん
アルバイトからスタートし、現在は社員として活躍。ロープウェイから見るお勧めの景色は、夏の雲海と、晴れた冬の日の昼間の眺め。サービス接遇検定準一級。

憧れだった地元の会社にアルバイトとして入社。

札幌の大学で観光学を専攻していた早坂さんは、卒業後に新千歳空港内のギフトショップに就職。2年半の勤務を経て地元の函館に戻りました。再就職先を探す中、目に留まったのが函館山ロープウェイの求人広告。正社員ではなくアルバイトとしての募集だったので一瞬応募をためらったそうですが、夢をかなえる絶好の機会だと思い応募することにしました。「実は、学生時代に取り組んだ函館の観光産業についてのレポート作成を通じ、チャンスがあれば働いてみたいと心に残っていた会社だったんです」。
採用が決まり配属されたのは、ロープウェイに関わる業務を行う索道部。憧れの施設で働く喜びを感じる一方、以前の職場と比べてお客様が桁違いに多く、海外からのお客様も次から次へと訪れる様子に圧倒されたと言います。函館を代表する観光地であることを再認識し、新たな職場での日々が始まりました。

乗務中はおもてなしとお客様の安全に配慮。

早坂さんの担当する業務は大きく分けて2つあり、その一つがゴンドラの乗務です。山麓と山頂とを結ぶロープウェイの定員は最大で125名。扉の開閉やゴンドラ内で流す音源の操作の他、お客様とコミュニケーションを図るなど一人で何役も務めます。「研修期間を終え、一人で乗務するようになってからしばらくの間は、分からないことを質問されたらどうしようという不安が強かったです」。経験を重ねていくうちに徐々に不安は軽減。更に、函館市の観光サイトや書籍で勉強して知識を深めることでプレッシャーも感じなくなり、自分から進んでお客様に声を掛けられるようになったと言います。
また、乗務中はお客様の安全を確保するのも重要な業務の一つ。ドアを開閉する際には段差、雨や雪でデッキが滑りやすいことなど事故を未然に防ぐアナウンスを欠かしません。「風が強い日には帽子やチケットを飛ばされることもありますので、展望台に上がった時にも気を付けてくださいとお声掛けしています」。

一人ひとりのお客様に丁寧な対応を徹底。

ゴンドラ乗務以外の時には、搭乗券の券売が主な業務になります。時間帯によっては大変混雑し、声が聞き取りづらくなることもしばしば。希望されるチケットの枚数は必ず復唱し、聞こえにくそうな時には指で枚数を示し、料金表を指差して視覚的にも確認してもらうことで間違えを防ぐ工夫をしているそうです。「お客様の中には片道だけ利用する人もいるので、利用区分も必ずお聞きします。また、グループの代表者がチケットをお求めに来た時には小人料金の対象者や、無料となる幼児の利用の有無についてもお尋ねしますね」。他にも、下りロープウェイの待ち時間が30分以上になる場合には、お帰りの時間に影響がないように待ち時間をご案内してから販売することを徹底しているそうです。
入社して約8年、現在は社員として索道サービス部の主任を務める早坂さんの今後の目標は、コロナ禍以前のようにお客様と積極的に関わって、気兼ねなく会話を楽しむこと。初めて訪れるお客様はもちろんのこと、二度目、三度目の方にも更に満足してもらうために、もっと知識を深めて説明できるようになりたいと、今日も笑顔でご案内します。

  • 到着後のルートを案内

  • 券売機の操作法を説明

  • お客様の表情を確認しながら接客する

  • 安全を確認してから扉を操作

誇りを持って仕事に向き合える職場。

当社は観光都市函館を代表する施設の一つです。函館の印象が私たちのサービスで決まることもあり、非常にやりがいのある職場と言えます。実際、部内スタッフのほとんどがサービス接遇検定の資格取得に挑戦し、サービスの向上に励んでいます。私も早坂さんもアルバイトとして入社しましたが、頑張り次第で社員に登用される気風もあり、努力が認められる職場ですよ。
索道サービス部 部長/杉田圭夫さん

函館山ロープウェイ株式会社

美しい眺望で知られる函館山の山頂と麓を結ぶロープウェイを運営。山頂展望台ではお土産店やレストラン、ティーラウンジを営業する他、1992年には日本初のコミュニティFM放送局「FMいるか」を開局。市民目線を重視した情報発信を行なっている。

北海道函館市元町19-7
TEL.0138-23-3105(総合案内)
https://334.co.jp/