シゴト図鑑

農園スタッフ

SKILL?
何と言ってもカラダが資本
虫やカエルも「お友だち」

農園で働くには特に資格は必要ありません。まずは「体力のある人」がありがたいですね。そして、自然や土いじりが好きな人。日常的に現れるミミズやカエルに対しても、動じない人が向いています。

STYLE?
機能重視、
日差しと汗への対策を

日除け付きの帽子とナイロン製の農作業着が一般的ですが、動きやすさをより重視すると頭はバンダナ、Tシャツ姿に、下はジーンズかジャージの人も多いんですよ。首元には、汗が流れないようタオルを忘れずに。

WORK?
栄養たっぷりの土と愛情からおいしい野菜が生まれる

野菜を育てる基本は「土づくり」からスタート。現在は、自家製堆肥や有機質の肥料を使った安全・安心な土を作る農園が増えていますね。その土に野菜の種を植えて作った苗を畑に定植させます。水や肥料をあげてわき芽をかき除草し、害虫や病気から守り、うまく成長するよう茎を誘引します。愛情込めて世話をすることで、おいしい野菜が収穫できるのです。

愛用品 ~これがなくちゃ仕事にならぬ。~
剪定ばさみ

わき芽や不要な花房を放っておくと、栄養分が十分に行き渡らなくなります。これを片手に摘み取りに回ります。

ゴム手袋

野菜の葉や茎は、意外と「アク」が強いもの。成長の様子を見るのに触ったり、わき芽をかく時にゴム手袋をしないと、すぐに手が真っ黒になってしまうんですよ。

GOODイメージ
好きなことを仕事にできる
土いじりや野菜を育てることが好きな人にとっては、毎日のように喜びを感じられる仕事。直売所があれば、お客さまの笑顔にも出会えるよ。
作った野菜から新たな可能性も
最近では、野菜や果物を使った加工品づくりを手掛ける生産農家も少なくない。インターネット販売などで人気を呼ぶかも。
BADイメージ
朝が早いらしい
「朝もぎ野菜」という言葉があるくらいだから、やっぱり早起きなのかな。「日の出とともに起きる」と聞いたことがある。
休みが取れなさそう
野菜は日々大きくなるし、毎日の世話を怠ったら病気や害虫の被害を受けそう。休みなく世話しなきゃいけない?
・・・で、真実はどうなの?
やりがいのある農繁期と、長めの冬休みを楽しむ
規模や作っている作物で違いはありますが、農繁期は朝5時起きで収穫を始め、朝8時まで地域のJAなどに納品します。午前中はその後も収穫。午後からは作物の管理や世話が中心です。週1回は休みますが、最盛期には収穫で費やされることも。とは言え、農園スタッフには皆様の食卓においしさと健康を届けているという誇りがあるのです。12月中旬から1月末まではほとんど農作業がなく、「長めの冬休み」が取れますよ!
四文字熟語ヒトコトで。
【そういくふう】
農園の仕事は、工夫次第でよりおいしい作物ができて利益が生まれます。トマトからピューレやジャムを作るなど加工品を考えるのも楽しいですね。新しい品種や栽培技術も日々進化し、いろいろな可能性を追求できます。