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私が選んだ職場【株式会社 カーオート・ジーエム】

2021年5月24日公開

私が選んだ職場

整備、修理、塗装、鈑金。自動車メンテナンスの世界には、多様な専門技術がある。一つを極めるのも決して間違いではない。しかし阿部さんが選んだのは何でもできる職場。それが自分の可能性を広げてくれると信じて。

できることを増やしたい!欲張りになることが自分の可能性を広げる。

鈑金/阿部祐人さん(26歳)
芽室町生まれ。同社に2020年1月に入社。鈑金や塗装技術の腕を磨いている。
※同社では「板金」を「鈑金」と表記

整備士の家庭で育ち、自分も整備士の道へ。

カーディーラーや自動車関連店がいくつも並ぶ国道38号線に位置するカーオート・ジーエム。道路沿いのショールームから一歩奥に入ると景色は一変し、整備や修理を待つ車がずらりと並んでいます。その中で鈑金担当として働くのが、入社2年目の阿部さんです。車の鈑金塗装や、傷やへこみの修理を行っています。「お預かりする車はそれぞれ車種や年式が違うのはもちろん、日ごろどのように使用しているかによっても状態が異なるので、色調という色合わせは大事な仕事の一つなんですよ」。工場内にある一般には見慣れぬ設備や道具について、先輩の中村さんと一緒に説明をしてくれる姿からは、仕事への愛情と車が好きという気持ちが伝わってきます。
阿部さんのおじいさんは芽室町で自動車の整備工場を営んでおり、お父さんやお兄さんも整備士として働いています。「小さいころから仕事場に遊びに行っていました。幼心に『整備士ってかっこいいな』と思っていたので、整備の仕事に携わることに迷いはありませんでした」。普通科高校を卒業した後、2級自動車整備士の資格を取得するために進学し、座学や実習を通して2年間車両整備全般について学んだ阿部さん。卒業後は自動車ディーラーに就職し、整備部門で仕事をしました。

鈑金も手掛けられる職場に魅力を感じて。

整備士として経験を重ねる阿部さんの心境に変化があったのは入社から3年後のことでした。「整備の仕事にやりがいを感じていましたが、次第に鈑金にも興味がわき、技術を身に付けたいと考えるようになりました」。当時の職場は鈑金サービスを行っていなかったため、更に技術を身に付けるため転職を決断した阿部さん。いくつかの求人票のなかで目に留まったのは、現在の職場であるカーオート・ジーエムでした。「ここは塗装も鈑金もすべて手掛けることができると知り、技術を身に付けられる職場だと魅力を感じました」。職場見学後の面接ではとても緊張したと振り返りますが、時折冗談を交えた会話や笑い声があふれる職場の雰囲気に打ち解けるのに時間はかからなかったと言います。「初めての仕事も丁寧に教えてもらい、技術を高めるためにチャレンジする機会を与えてくれる職場です。色調はもう数え切れないぐらい経験させてもらっていますし、スプレーガンでお客様の車体を初めて塗装したのは入社9カ月後のことですが、たくさん練習を重ねました」と振り返ります。先輩の中村さんは「若手の社員さんに技術を身に付けてもらうためには、しっかり言語化して明確な指示を出しながらコミュニケ―ションを取ることが必要だと考えています。今後も整備の経験も生かしながら、いろいろなことに挑戦してもらいたいです」と期待を寄せています。

地域の安全で快適な暮らしを支える整備、鈑金の仕事。

現在も芽室町の実家から仕事場に通う阿部さん。「親も整備や鈑金の仕事をすることを喜んでくれました。父親には『仕事はどう?』と聞かれることもありますが、祖父が趣味で鈑金や塗装を楽しんでいるので、祖父と仕事について会話をする機会が多いですね」。自動車整備という共通の話題が家族の絆をより深めているようです。今後の目標は一人で1台すべての修理を任せてもらえるようになること。「特にパテでくぼみや割れを平らにするのは、微妙なラインを再現する繊細な作業のため難しいです。先輩の技術をよく見て、教えてもらいながら成長していきたいです」と話します。地域の人たちのカーライフを支える整備や鈑金の仕事。幅広く技術を身に付けたいという向上心を武器に、ぐんぐん成長中です。

  • 鈑金もフロント業務も行う先輩の中村さんは良き相談相手。確認をしながら仕事を進めている。

  • 専用のカメラで車体の色をスキャンしたデータを基に、塗装する色を合わせていく。

  • 色を合わせた塗料をスプレーガンに入れて塗装する。奇麗に仕上げるためには車体とスプレーガンの適切な距離が大切だという。

大切な車を預けていただく責任と誇りを持って仕事をしています。

後輩を指導する際に大切にしているのは、作業工程の管理などをデジタル化することで、経験で培われる感覚に頼りがちな技術を言語化し、明確に伝えて理解してもらうことです。地域の皆さんの生活必需品である車を安全に使用していただくため、次の時代を担う若い整備士たちが楽しく誇りを持って働いていけるようにサポートしていきたいです。
サービスフロント 車体整備/中村友也さん(35歳)

株式会社 カーオート・ジーエム

日ごろのメンテナンス、修理、保険相談まで幅広くカーライフをサポート。健康経営優良法人2021にも認定され、従業員の心身両面での健康増進も推進している。

北海道帯広市西15条南1丁目7
TEL.0155‐36‐2210
http://www.cgm-arena.com