私の選んだ職場【サーティワンアイスクリーム イオン帯広店】

「仕事をするなら飲食業で接客をしたい」。真っすぐなその思いを実現させて、充実した毎日を送る加藤さん。店長として笑顔で来店客を迎える姿からは、接客の仕事を心から楽しむ様子が伝わってきます。

加藤さんが株式会社ルーキーファームに高校新卒で入社し、社会人としての第一歩を踏み出したのは2015年のことでした。「進学と就職どちらにするか迷っていたこともあり、10月に吹奏楽部を引退してから本格的に就職活動を始めました」。小さなころから料理が好きで、時間があれば家族のために食事やお菓子を作っていたという加藤さん。特に甘いものには目がなかったと言います。「仕事をするなら飲食業、と考えていました。調理よりも接客をする方が楽しそうなイメージがあったので、それが実現できる就職先を探しました」。学校に寄せられるたくさんの求人の中で目に留まったのは、十勝管内で複数の飲食店を運営している当社でした。「就職活動の準備がクラスメートより遅かったので不安もありましたが、面接の前には先生にいろいろとアドバイスをいただき、少し自信を持って受けられました」。面接では配属についても質問されたため、以前から憧れていた当店を希望したという加藤さん。「店舗のキラキラした雰囲気が好きだったのと、アイスやクレープなどのスイーツを提供できることが何より魅力に感じました」。その後内定を得て希望をかなえた加藤さんは、十勝管内にある数店舗の系列店で経験を重ね、現在はイオン帯広店の店長を任されるまでに成長しました。

サーティワンは幅広い年齢層に親しまれているアイスクリームショップです。加藤さんの業務は商品の提供に加え、店長としてスタッフのシフトの作成や商品の発注、棚卸しの作業など多岐にわたります。「季節商品やキャンペーンも多いので、店内の装飾も定期的に変わります。POPの準備や看板の組み立ても好きな仕事の一つです」と加藤さん。現在は9人の従業員がシフト制で店頭に立っており、10代〜20代の若いスタッフも多く和気あいあいとした雰囲気です。「仕事を教える時は、どうしてこうするのかという理由も付け加えながら、正しい知識を伝えるように心掛けています。お客様に幸せを感じてもらえる接客を常に目指しています」と加藤さん。また、休みの希望も最大限考慮し、働きやすい環境を整えることにも力を注いでいます。「入社してから今まで出会ってきた仕事仲間は本当にみなさん優しくていい人たちばかりなんです。相談事があればマネジャーも親身になって話を聞いてくれます。これからも働きやすくて人間関係の良いお店づくりをしていきたいです」と意欲を見せます。

クリスマスや年末年始を迎えると、当店は一年で一番の繁忙期を迎えます。「忙しい時こそお店に活気が出てワクワクします。お客様へ手渡した商品を誰とどんな場所で楽しんでいただけるのかを想像するだけで、私も心が温かくなります」と笑顔がこぼれます。楽しそうにてきぱきと接客をする加藤さんの姿は、華やかな当店に一層の明るさをもたらしているようです。そんな加藤さんが目指す姿は、みんなが理想とするような仕事のスキルと人間性を持った店長になること。「入社して間もないころお世話になった先輩は、悪い時は悪いと私のためを思って指導してくれる方でした。そんな優しさを持った人になるのが私の目標です」と語ります。信頼のおける仕事仲間と出会い、日々多くの来店客と接することで、人と関わることの楽しさを実感した加藤さん。「早く就職をして社会人として経験を積む道を選んで良かったです」と話す姿から、自分で選んだこの職場での社会人生活が充実している様子が伝わりました。