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高い合板技術を誇る会社で、知識や技術を増やして素早く奇麗に仕上げたい!【株式会社ニッタクス十勝工場】

2022年5月23日公開

私が選んだ職場

高校で学んだ木の知識を生かしたいと、就職は合板技術に定評のある株式会社ニッタクスへ。合板部門やパークゴルフクラブの検品等を担当し、木の美しい模様に癒やされているという日向さん。週末や連休は、娘さんとの時間を大切にしながら、奇麗な仕上げと効率アップを目標に日々努力しています。

生産課/日向彩可さん(24歳)
農業高校の森林科学科で木の専門知識を学ぶ。卒業後は木材加工を手掛ける株式会社ニッタクスに就職。

合板の張り合わせやへこみ修復を1年で習得。

帯広農業高校の森林科学科に入学し、木材関係の勉強をしていた日向さん。「学校の敷地内に森があって、実際にチェーンソーや刈り払い機を操作したり、木材の専門知識を学んだりしていました。原木キノコを育てて収穫し、みんなで焼いて食べた思い出もあります」と楽しそうに話します。

卒業後は「勉強したことを生かせる仕事に就きたい」と考え、高校の求人票の中から当社を選びました。入社後は合板課に所属。作業では、乾燥させた薄い木材を張り合わせるのが難しく、「慣れるまで、何度も張り直していました」と言います。それでも毎日熱心に取り組み、1年後には張り合わせる技術を習得。出荷前の梱包時に木くずが合板に張り付くなどしてできる、へこみを修復する作業も任されるようになりました。「へこんだ部分は水で蒸らし、アイロンで熱を当てて直します。うまく補修できた時には達成感を味わえましたね」とほほ笑みます。作業の中で分からないことは、すぐに先輩スタッフに聞き、少しずつ知識と技術を身に付けていった日向さん。「質問する度に先輩が親切に教えてくれたからこそ、乗り越えることができたと思います」と振り返ります。

育休を経て復職し、パークゴルフ部門へ。

日向さんは19歳で結婚、20歳で女児を授かり、育休制度を活用して1年の育休を取得しています。21歳で復帰してからは生産課パークゴルフ部門に配属。現在、工場でパークゴルフクラブの組み立てや検品・梱包作業を中心に、生産状況のデータ管理や商品の発送、部材の発注等の事務仕事にも携わっています。

クラブの組み立てでは、ヘッドの穴にシャフトを挿入する際、あふれてしまう接着剤を奇麗に拭き取る他、パークゴルフの規定に沿った重量に調整する作業を担当しています。「クラブは工場スタッフが1本ずつ手作業で作っています。色を塗る前に乾燥し、事前に水分の比率や重さなどを規定に合わせていますが、梱包前に規定の重さになっているかどうか必ず確認しています」と細心の注意を払います。こうして製造から梱包まで、手作業での確認、調整を経て初めて、クラブがお客様に届けられるのです。

当社ではパークゴルフクラブの修理も受け付けており、お客様が直接訪れることもあるそう。「工場で修理をしてお客様にお渡しする時、『こんなに奇麗に直るんだね』と喜ばれると、私もうれしくなりますね」と、お客様の声が励みになっています。

クラブの最終調整は「素早く奇麗に」を目標に。

当社は基本的に土曜、日曜が休みで、お盆や年末年始等の連休も含め、年間休日が前年に決められています。「週休2日なので、1日は用事を済ませ、もう1日は子どもとゆっくり過ごせます。年間休日が決まっていることで、少し遠くへドライブに行くなど、先の予定を立てやすいのもいいですね」。毎日保育所へお子さんを預けてから出社しており、暦通りの休みは保育所の休みとも合致し、子育て中でも無理のない勤務が可能となっています。「もともと木が好きですし、美しい木目を生かしたゴルフクラブを見て癒やされています。休日も充実しているので働きやすく、長く勤めたい職場です」と話します。

工場では、一気に100本のゴルフクラブを生産することもあるため、今後の目標は「更に効率良く組み立てを行い、奇麗なクラブを素早く納品できるようになること」と話す日向さん。「特に重量の調整で時間がかかるので、先輩の調整方法を聞いて工夫しているところです」と言い、自分に合う方法を探りながら、これからもスキルアップを目指します。

  • 規定通りの重さに調整した後、ヘッドとシャフトを組み立てる。

  • ゴミをエアーで落とし、細かい傷が付かないよう仕上げの磨き作業を行う。

  • 梱包時、フィルム掛けの前に状態をチェック。傷等があれば修復する。

連休を含め年間休日が充実。多方面で活躍する技術力も魅力。

生産部長/茂呂孝宏さん(32歳)

当社の年間休日は124日程あり、前年に翌年の年間スケジュールが決まるので、計画的に予定を立てられます。コロナ禍前はパークゴルフ大会を開催するなど幅広い年代の社員が交流しており、働きやすい職場だと思います。また合板技術を生かし、ヨネックスとコラボしたシャフトや九州の観光列車「ななつ星」の床材・内装も手掛けていて、活気のある会社です。

株式会社ニッタクス十勝工場

大正8年、日本初の合板工場として創業。毎年新しいパークゴルフクラブを開発し、建設資材や列車内装、家具類も製造。木材の新しい可能性を探求している。本社は東京。他に千葉工場と4営業所がある。

北海道中川郡幕別町新町68
TEL.0155-54-2131
"https://www.nittax.co.jp