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跳人の掛け声と山車灯籠。岩見沢ねぶた祭2023開催。

2023年9月18日公開

ピックアップ情報

ねぶたと言えば青森県が有名ですが、北海道岩見沢市でも2年前から、ねぶた祭が開催されているのを知っていますか。色とりどりの山車燈籠が街を練り歩き、跳人(踊り手)の掛け声が響く。シゴトガイドがサポートする、8月26日・27日の2日間で開催された岩見沢ねぶた祭の様子をレポートします。

新たなフェスと同時開催

2021年にスタートし、3度目の開催となった岩見沢ねぶた祭。26日夜に行なわれたねぶた運行では、6台の山車燈籠が商店街を練り歩き、跳人(踊り手)の威勢のよい「ラッセラー」の掛け声が、岩見沢の街に響きました。
今年は会場に隣接するイベントホール赤れんがでステージイベント「Nフェス」が初開催され、岩見沢市出身バンドやダンスチーム、DJ、アマチュア落語家など約20組が登場。多彩なパフォーマンスで集まった観客を盛り上げました。
27日午後に予定されていたねぶたパレードは豪雨の影響で、急遽、イベントホール内での燈篭点灯と笛太鼓演奏に変更。地元DJの音楽に合わせて跳人が踊る「ネオねぶた」も披露されました。

20年前の岩見沢にもねぶた祭

岩見沢で毎年7月に開催される「彩花まつり(以前はあやめまつり)」では、今から20年ほど前まで、大きな山車燈籠が登場し、夏の風物詩になっていました。製作していたのは当時のJR職員や市民有志。しかし、担い手不足から山車の製作が困難になり、2000年を最後に岩見沢から「ねぶた」は姿を消してしまいました。
その話を聞き、岩見沢でもう一度、ねぶた祭を開催しようと立ち上がったのが北海道教育大学岩見沢校の学生たちです。当時在籍していた青森県出身の学生が中心となってねぶた製作を開始し、コロナ禍を乗り越えて2021年に新たな「ねぶた祭」をスタート。その想いは後輩たちに受け継がれ、同校の学生が祭りの企画から運営までほぼすべてを担っています。

市民の参加が増えてうれしい

今年、実行委員長を務めたのは4年生の中島聡一朗さん。準備期間には市内の小学校を訪れ、ねぶたの歴史について出前授業を行なうなど、新たに誕生した祭りを市民に広める活動に取り組んできました。
「今年は実行委員会のメンバーが作ったねぶたに加え、市内の幌向地区の方々が有志でねぶたを作って参加してくれました。Nフェスのステージではピアノ教室の子どもたちの発表があったり、地元の皆さんの参加が増えているのを実感しています」
祭りをきっかけに地域全体が活気づくことを願い、「岩見沢・滝川シゴトガイド」は、これからも岩見沢ねぶた祭を応援していきます。

岩見沢ねぶた祭2023

3年目となる今年は2日間で延べ約1万3500人(主催者発表)が来場。地元バンドなどが出演するステージイベント「Nフェス」を初開催。

開催日/2023年8月26日、27日
会場/駅東市民広場公園
https://www.iwamizawa-nebuta.com/