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青森だけじゃない!岩見沢ねぶた祭2022レポート

2022年9月19日公開

ピックアップ情報

闇夜に浮かぶ色とりどりの山車灯籠。ねぶたと言えば青森県が有名ですが、ここは岩見沢市。昨年、約20年ぶりに復活した岩見沢ねぶた祭が今年も8月27日、28日の2日間、岩見沢駅東市民広場で開かれました。

地元の人気DJとの共演も

岩見沢ねぶた祭は昨年に続き、2度目の開催。青森ねぶたには規模では及ばないものの、DJプレイと組み合わせた「NEO NEBUTA」、キッチンカーフェスティバルとの同時開催など、独自の工夫とアイデアで訪れた人々を楽しませました。また昨年は山車燈籠を広場内で運行するのみでしたが、今年は「跳人(はねと)」と共に広場を出て、駅前の商店街を練り歩き。威勢のよい「ラッセーラ!」の掛け声が、岩見沢の街に響きました。
山車燈籠は全部で5台運行し、昨年製作された2台に加え、今年新たに3台を製作。うち1台は、ねぶたの本場・青森公立大の学生が、祭りの1週間前から岩見沢に滞在し、急ピッチで作り上げたものでした。

「岩見沢でねぶた?」の理由

「ねぶたで岩見沢を盛り上げたい!」。北海道教育大学岩見沢校の学生で、青森県出身の藤本悠平さん(前実行委員長)が、ねぶたプロジェクトを立ち上げたのは2018年のこと。当初は学内有志と山車燈籠を作成し、市民に公開することを目的としていましたが、思いもよらない事実を知り、祭り開催への機運が高まります。
それは、かつて岩見沢に山車燈籠が練り歩くお祭りがあったということ。1990年代、岩見沢で行われていた「あやめまつり」(現・彩花まつり)では、大きな山車燈籠が作られ、夏の風物詩になっていました。しかし、2000年には担い手不足から製作・運行が困難になり、岩見沢から「ねぶた」は姿を消してしまったのです。

しっかりと次につないでいきたい

藤本さんらは自分たちの手でねぶた祭を復活させようと奮闘し、コロナ禍での中止や延期を乗り越えて、昨年、22年ぶりにねぶたを運行。今年はその意志を引き継いだ同校の岩松千紘さん(実行委員長)らが中心となって、商店街での練り歩きも実現させました。
「多くの方々に支えていただき、祭りを開催することができましたが、2年目ということで、継続する難しさも感じました。先輩から引き継いだバトンをしっかり次につないでいきたいです(岩松さん)」
今年は「岩見沢・滝川シゴトガイド」もねぶた祭をサポート。地域を盛り上げるイベントとして定着するよう、これからも応援していきます!

岩見沢ねぶた祭2022

北海道教育大学岩見沢校の学生らが中心となり、2021年から開催。2年目となる今年は2日間で延べ約1万2千人(主催者発表)が来場。

開催日/2022年8月27日・28日
会場/駅東市民広場公園
https://www.iwamizawa-nebuta.com/