クローズアップ!あの職場で働く魅力【タカナシ乳業株式会社 北海道工場】
2022年9月5日公開
タカナシ乳業株式会社は横浜に本社を置く総合乳業メーカー。プレミアムアイスクリームの原料や首都圏のレストランシェフが愛用しているなど、その道のプロから一目置かれる製品を製造しています。浜中町にある北海道工場で働く三上貴征さんに、働く魅力や職場環境についてインタビューしました。
全国へ羽ばたく有名製品の原料を、ここで製造しています。
タカナシ乳業株式会社 北海道工場 製造一課 三上貴征さん/浜中町出身。札幌の調理師専門学校を卒業後、温泉旅館や飲食店を経て2012年、同社へ転職。2児の父。
製造はまるで科学の実験。想像以上に面白い仕事です。
浜中町のある根釧地域は国内有数の酪農地帯で、生乳の品質が高いことで知られています。ここ北海道工場は社内で「原料工場」と呼ばれている心臓部。搾りたての生乳を脱脂粉乳やクリーム、バターやフレッシュチーズに加工し、全国の加工工場や首都圏のお客様へお届けしています。実は某プレミアムアイスの原料もこの工場の製品ですし、首都圏の名だたるレストランで使用されているクリームやバターもウチの製品なんです。
牛乳と言えばここ最近、コロナ禍で需要が減っているという報道がありましたが、当工場は加工品が中心なので真逆。「おうちで贅沢」のお陰で、生産量は右肩上がりの状態が続いています。
私は調理師を経て2012年にUターンし、ここに入社しました。約10年間フレッシュチーズを製造し、今年からはコントロールルームで工場全体の生産を管理する係を担当しています。工場と聞くと単純作業と思われがちですが、実はとても奥深い世界。乳製品は温度や脂肪分、発酵の度合いで自在に姿を変えるという特徴があり、製造はまるで科学実験のようです。高度な知識や技術も必要となり、料理のようにどこまでも追求できる部分に面白さを感じています。
働きやすい制度、フレンドリーなスタッフで毎日が充実しています。
働く環境が整備されているのも当社の魅力。私は子どもが2人いますが、子どもに熱が出た際はすぐに早退や休日にしてくれたり、冬の天候不良時は出勤時間の調整をしてくれたりと、柔軟に対応してくれます。シフトもある程度自由なので学校行事も積極的に参加が可能。年間休日は114日で有休消化率も高く、全日取得している従業員も少なくありません。
また社内の取り組みとして、通称「改善」と呼ばれる活動があり、従業員一人ひとりが安全で働きやすい職場を目指し、制度や設備の改良を行っているのも大きな特徴。例えば「重い物を運ぶ仕事をラクにしたい」という課題があった場合、自分たちで運搬用の道具を作ったり、途中で置ける台を設置したりと、みんなでDIYしながら働きやすさをアップデートしているんです。
でも一番の自慢は、みんなが明るくフレンドリーなこと。社内サークルもカヌーやキャンプなど10以上あって、休日にも従業員同士で遊ぶほど、みんなが仲良しなんです。こうした働きやすい環境の影響からか、職員の定着率も高いんです。決して都会ではありませんが、きっと想像以上に充実した暮らしができると思います。
工場と言えば一人で黙々と作業…と思われがち。しかしタカナシでは積極的にコミュニケーションを取りながら仕事をするスタイルなのだそうです。
スタッフは全員で約160名。異動ありの正社員、エリア限定社員、契約社員、パートなどさまざまな形態で働く人がいて、ステップアップも可能です。
面と向かっては言いにくいお礼や、勤務時間の違う人とも交流ができる「ありがとうボード」。働きやすいよう細かな配慮が行き届いています。
タカナシ乳業株式会社 北海道工場
神奈川県横浜市に本社を置く総合乳業メーカー。全国6カ所に工場を持つ。北海道工場は昭和57年に操業し、クリームやチーズなど加工品や原料を製造している。
北海道厚岸郡浜中町茶内栄44
TEL.0153-65-2241
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