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大きな責任が伴うからこそ建築の仕事は魅力的!【株式会社髙橋組】

2024年4月29日公開

私が選んだ職場

子どものころから好きだった物作り。好きなことを仕事にした今、現場での経験一つひとつが成長へとつながっています。

住宅事業部 設計係/門脇永弥さん(20歳)
音更町生まれ。帯広工業高校建築科を卒業後、株式会社髙橋組に就職。住宅事業部タグホームの設計係を経て、建築部の工事担当の業務を行っている。

生まれ育った土地で家や建物を造りたい

子どものころから物作りが好きだった門脇さん。夏休みの自由研究では木を使った工作に熱中し、中学校の技術の授業では、折り畳み椅子をクラスの誰よりも短時間で作ったことも。「好きな物作りを突き詰めたいと考えていたため、高校を選ぶ際にも迷いはありませんでした」。物作りができる専門的な分野に進むため、門脇さんが選んだのは工業高校の建築科。授業は実習が多く、在学中にCADソフトの使い方なども習得しました。卒業後は学んだことを地元で生かして働きたいという思いがあり、就職活動中に出合った「株式会社髙橋組」に興味を持ちました。「高校に来る求人は、ゼネコンやビル建築といった会社が多かったんです。木造建築の募集は少なかったのですが、私はそこに引かれました」。

当社は門脇さんの出身地である音更町の企業。地元のコミュニティーセンターや、神社、公園などを手掛けており、中学校の授業で当社が施工したサッカー場を利用していたこともあり、親近感がわいたのだと振り返ります。「何より、自分が住んでいる土地でどんな風に建物が造られていくのか興味があり、ぜひこの会社で働いてみたいと思いました」。

図面作製から工程管理、記録写真までをこなす工事担当

入社後は髙橋組の住宅事業部であるタグホームの設計係に配属され、設計士として換気や耐震などの基準を満たした図面作りに従事してきた門脇さん。現在は更に仕事の幅を広げ、先輩たちと3人でチームを組み、公共事業の建築工事を担当しています。

工事の仕事は、設計会社が作製した図面を基に、髙橋組が工事の監理責任者となり、大工や建具屋等さまざまな職種の職人たちに現場で指示を出します。現場のスケジュールや工程管理も大切な仕事です。「高校で学んだ教科書の内容だけではなく、社会に出て実際の現場に立つことで得た知識や経験がたくさんあります。しっかりと図面を読み取り、円滑に現場が進むよう努力していきたいと思っています」。

門脇さんが担当している仕事の一つに、現場での写真撮影があります。「公共工事の場合、記録・提出用に毎日現場の写真を残す必要があるのですが、経験の浅い今は作業の流れを止めないように工程を考えて撮影することに苦労しています」。門脇さんによると、現在取り組んでいる団地の解体及び建築の際には、4000〜5000枚程度の記録写真を撮影する必要があるそうです。

責任が大きいからこそ成長できる

工事担当として協力会社の職人たちと初めて一緒に仕事をした時、「正直、職人さんが怖かったです」と打ち明けてくれた門脇さん。もともと初対面の人との会話に苦手意識を持っていたことや、親以上に年齢が離れている人も多くいたため心の距離を感じてしまったそうです。「最初はとにかく自分から声を掛け、何でも聞くところから始めました」。進行中の作業内容など、分からないことを正直に伝えて教えを乞う中で、段々と打ち解けていき、今では現場で可愛がってもらえる存在に。社内社外共に多くの先輩たちに囲まれ、一つの現場が終わるごとに経験値が大きく上がっています。

そんな門脇さんに仕事の魅力を聞くと、「責任の大きさですね」と即答。例えば全体図面が万が一間違えていたら、その後の工程すべてに影響を及ぼします。また、現場の安全管理に関しては、けがや事故を起こさないように気を配ります。「ヘルメットをきちんとかぶるよう指示を出すとか、言うべきことをはっきりと言う場面も必要になります」。人によっては責任の大きさは時にストレスにもなりますが、その責任こそ「魅力」と捉える門脇さんに、頼もしさを感じました。

最近は会社の上司に誘われてフットサルも始めたとのこと。時には息抜きもしながら、大好きな物作りの仕事で日々成長し続けています。

  • 図面や資料の作成などデスクワークの仕事も多岐にわたる

  • 現場では、資料作成のため進捗を確認して写真に残す

  • 報連相を大切にして、疑問点はすぐに相談

長く愛され続ける地域のシンボルを造りたい

建築部 工事課長/土田 徹さん

当社は、学校や役場・公園など、地域に暮らす皆さんが利用する施設の施工を中心に手掛けており、創業60年になる歴史ある企業です。一つの建物が完成するまでには、たくさんの職人や各設備のプロがかかわります。周囲と良好なコミュニケーションを図りながら、事故なくより良いものを作りたいという思いで日々仕事をしています。

株式会社髙橋組

昭和38年創業。土木・建築工事が中心。音更町木野支所や音更高校、コミュニティーセンター、十勝エコロジーパークなどの地元でなじみ深い建造物の他、道路や公園、橋などの施工も手掛けている。

北海道河東郡音更町木野大通東13丁目3‐26
TEL.0155‐31‐4594
http://www.tag-ie.com/