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スニーカーエイジ【2023年9月23日開催/第6回北海道地区グランプリ大会レポート】

2023年10月23日公開

ピックアップ情報

「スニーカーエイジ」は、高校や高専の軽音楽系クラブが歌唱力や演奏力、パフォーマンス力を出し切り、全国の頂点を目指す「高校生による軽音楽の祭典」。9月23日(土)に開催された「北海道地区グランプリ大会」では、北海道各地の動画予選を勝ち抜いた15校が全国大会への出場権を巡って熱い演奏バトルを繰り広げました。12月26日(火)に東京ドームシティホールで行われる全国大会に進めるのは「グランプリ」「準グランプリ」のわずか2校。オフィシャルサポーターのシゴトガイドが、「北海道地区グランプリ大会」当日の様子をレポートします。

大会に「帰ってきた」ライブならではの声援!

「スニーカーエイジ」の動画予選ではオリジナル・コピーを問わず各校1曲のみを演奏。「北海道地区グランプリ大会」では、道内各地の高校から熾烈な争いを勝ち抜いた15校が一堂に会します。演奏するのは動画予選と同じ楽曲ではありますが、今度はライブ演奏の一発勝負。当日のメンタルや環境もパフォーマンスを左右する中で、審査員がリズムや歌唱力、楽器アンブルなどを評価します。

出場校の強い味方となるのは、各校25名まで来場が許されている「応援団」。実は、コロナ禍の中ではオーディエンスがゼロだったり、声出しがNGだったりしましたが、今年からは声援が解禁されました。家族や友人、先生が自校だけではなく他校の生徒も盛り上げるべく、ペンライトやポンポンを用意して応援ムードも全開!オープニングの段階から歓声が飛び交い、会場が一体となるようなライブならではの雰囲気も戻ってきました。会場となった札幌サンプラザのコンサートホールは、ステージの広さも照明も音響も抜群。まさに「舞台が整った」わけです。

今回、「北海道地区グランプリ大会」に出場した15校は、いずれもコピーの楽曲をチョイス。アーティストをリスペクトした完成度の高さに各校のアレンジが加わった演奏は、厳しい予選を勝ち抜いた精鋭の底力が垣間見えます。ガールズバンドの楽曲をカワイイ衣装とともに愛らしく歌い上げる高校もあれば、重厚な楽器隊のリズムと力強い男性ボーカルの声で会場を沸かせる高校もあり、それぞれが持つ個性を存分に発揮していました。中には北海道らしさを表現するために歌詞の一部にアイヌ民族の言葉を取り入れるなど、思い思いの工夫も感じられます。演奏終了後には代表者にステージを振り返ってもらうインタビューもあり、「今までの中で一番輝けたステージ。もともと動きながら歌うのが苦手でしたが、大会に向けてパフォーマンスも突き詰めました」「とにかく会場が楽しめる楽曲を選び、笑顔で演奏することを心がけました。皆が笑ってくれたのが本当にサイコー!」など、各校が心からこのステージを楽しんでいることが伝わってきた内容です。

楽しく明るく可愛く盛り上げた準グランプリ校!

今回、「グランプリ」にわずか1点差で迫り、「準グランプリ」に輝いたのは、十勝エリアの北海道幕別清陵高等学校軽音楽部。演奏したのはSILENT SIRENの『チェリボム』。ピンクの衣装に身を包んだ女性ボーカルがのっけから「皆さんも一緒に振り付けしましょう!私がチェリボムと言ったら、手をこうして」とオーディエンスを巻き込みます。軽やかな楽器隊の音に、ボーカルの愛らしい振り付けや歌声がマッチし、会場のあちこちから「カワイイ〜!」の声援!終始楽しそうに演奏するメンバーが印象的でした。代表者インタビューでも、「楽しく元気にかわいく盛り上がろうと思っていて、そのすべてを出し切れたと思います。最初はメンバーの集まりが良くなかったんですが、動画予選くらいからどんどんエンジンがかかってきて、いい状態で大会に臨めました」と笑顔で応じていました。

オフィシャルサポーターのシゴトガイドは、大会終了後に部長・ドラム担当の太田偲音(しいど)さんに演奏のポイントや全国大会への意気込み、今後の改善点などをインタビューしました。
「動画予選の後、コーラスやリズム、パフォーマンスを底上げした結果、チームと会場が一体となるような演奏ができたと思っています。ただ、全国の地区グランプリ大会の上位校の中には10点ほど差がついている学校もあるので、改めて楽器の技術やミスをなくそうと燃えているところ。全国大会に向けては、今やチームの合言葉となっている『明るく元気にかわいく』をさらに突き詰め、それを出し尽くして優勝を目指したいです!」

グランプリに輝いたのは北海道函館工業高等学校。この2校が東京ドームシティホールの全国大会で大旋風を巻き起こしてくれることを期待しています!

各結果

◎グランプリ/北海道函館工業高等学校 軽音楽部
◎準グランプリ/北海道幕別清陵高等学校 軽音楽部
◎ベストサポーター賞/北海道札幌東商業高等学校 軽音楽部
◎ベストスマイル賞/北海道札幌平岡高等学校 軽音楽部
◎モストエモーショナル賞/苫小牧工業高等専門学校 ポピュラーソング部
◎大阪芸術大学賞/北海道札幌厚別高等学校 軽音楽部
◎いままで頑張ってきてよかったで賞/北海道霧多布高等学校 軽音楽同好会

第3回 We are Sneaker Ages -スニーカーエイジ

高校軽音楽系クラブによるコンテスト形式のフェスティバル。1979年に第1回関西大会より徐々に規模を広げ、2018年には第1回北海道大会を開催。2021年からは全国大会として、約2,000校の頂点を決定する大会にパワーアップ。地域の特色を生かした演奏スタイルが楽しめることでも人気。