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資格や専門知識は必要?歯科助手のアルバイト

2024年4月1日公開

シゴトガイド流!北海道お仕事白書

制服や白衣を着て歯科クリニックで活躍する「歯科助手」。専門性が高そうな仕事であることから、資格が必要な仕事と思う人もいるようですが、実は特別は資格は必要ありません。今回は、そんな歯科助手の仕事内容や向いている人の特徴などについて紹介します。

歯科助手の仕事に資格は必要?

歯科助手の仕事を行うにあたって特別な資格は必要なく、未経験でもチャレンジできます。とはいえ、専門用語や治療器具の名称・用途など、仕事を進める上で必要になる知識はたくさんあります。そのため、あらかじめ民間の認定資格を取得したり、民間団体のセミナーを受けたりなどしてからチャレンジする方もいるようです。

歯科助手の仕事内容

歯科クリニックの受付や歯科医師・歯科衛生士のアシスタント業務が主な仕事。具体的な仕事内容を、詳しくお伝えします。

・患者さんの受付
来院した患者さんの受付や問診票のご案内、保険証・診察券の確認、電話対応、診察予約の管理などを行います。

・クリニック内の清掃や器具の洗浄
清潔な環境はクリニックにとって不可欠な要素。診療室を含めたクリニック内全般の清掃を行うほか、使い終わった器具の洗浄なども任されます。器具の洗浄や消毒・滅菌は正確な対応と処理が必要なので、進め方はしっかり覚えましょう。

・治療アシスタント
歯科医師や歯科衛生士が行う治療の補助も行います。医療器具の準備やバキュームによる唾液の吸引、被せ物をつける際のセメントの用意、型を取るための印象材を練るなどの仕事があります。

・レセプトの作成
医療費を自治体や健康保険組合などに請求するための明細書のことを「レセプト」と言います。会計業務に加えて、このレセプト作成を任される場合もあります。

何が違う?歯科助手と歯科衛生士

・歯科衛生士の仕事
医師の指示に従いながら治療のサポートや歯のクリーニングなどを行うほか、歯石・歯垢の除去やフッ化物など薬物を塗布する予防処置など専門的なケアを行います。保育園や学校での歯磨き指導などを行うケースもあるようです。

・大きな違いは、有資格者かどうか
歯科助手の仕事は無資格でも始められますが、歯科衛生士になるためには大学・短期大学・専門学校などの養成校を卒業した後「歯科衛生士国家試験」に合格し、歯科衛生士の国家資格を取得する必要があります。対応できる仕事にも違いがあり、歯科助手は患者さんの口に手を入れるなどの行為は医療行為になるため行えません。医療器具の直接的な操作もNGです。

・歯科助手から歯科衛生士へのステップアップ
「仕事の幅が広がる」「給料も上がる」「正社員採用も多い」「国家資格であることなどの理由で、歯科助手から歯科衛生士へのステップアップを目指す人も多いそう。学校に通ったり国家資格を取得したりなど、簡単な道ではありませんが、実務で培った知識や経験を生かせるキャリアパスとも言えます。

歯科助手のバイトに向いている人、向いていない人

患者さんの対応をする機会も多いので、いつでも笑顔で対応できる人やコミュニケーションに自信がある人、細やかな気配りができる人は活躍できるでしょう。また治療アシスタント業務やレセプト作成を行うにあたっては、作業の丁寧さや几帳面さも必要になるでしょう。反対に、人と接することや専門知識を新たに学んでいくのは苦手と考える人、掃除や整理整頓が苦手という人には向いていない仕事かもしれません。

まとめ

・歯科助手は、患者さんの対応や歯科医師・歯科衛生士のアシスタント業務など、歯科クリニックにとって不可欠な仕事。
・無資格でも始めることはできるが、医療器具の直接的な操作や医療行為にあたる対応は行えない。
・人とのコミュニケーションに自信があり丁寧かつ慎重な作業ができる人には向いている仕事。

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