スタッフ全員で協力し細やかな気配りを忘れず心地よい医療を目指したい【藤村歯科・矯正歯科医院】

高校生時代、飲食店でのアルバイトを通じ人と接する仕事の楽しさを実感した今藤さん。短期大学卒業後は歯科医院の受付として患者様への細やかな気配りを意識しています。更に満足してもらえる医療サービスへ向けてチーム全員で協力し、努力を重ねる毎日です。

今藤さんは高校生時代、飲食店でアルバイトを経験し、「お客様が笑顔で話し掛けてくれて、コミュニケーションを取るのは楽しいなと感じていました」と話します。短期大学卒業時には「人と接する仕事がしたい」と考え、「藤村歯科・矯正歯科医院の受付スタッフ」の仕事に興味を持ち、事前に見学しました。「その時、結婚を機に退職予定の受付スタッフの方が、とても親身になっていろいろと教えてくれました。他のスタッフの皆さんも優しくて、こういうところなら働きやすいと思ったのがここを選んだきっかけです」。

入職後もしばらくは前任スタッフが丁寧に引き継ぎをしてくれ、スムーズに仕事を覚えることができたと言います。ただ、カリエス、インレー、クラウン、レジンなど多くの専門用語が分からずに戸惑ったこともありました。「分からないことは、そのたびに先輩の歯科衛生士に聞いたり、自分でも専用のマニュアルを見て勉強したり、少しずつ理解していきました」と、無理なく知識を増やしていったそうです。

受付スタッフとして勤めて2年になり、現在は受付のほか、診察室への案内、会計、次回の予約時間の確認等を行っています。受付後、患者様をお待たせしていると感じた時は、進んで声掛けしているという今藤さん。「待っている時間が長いと不安を感じる方もいるはずです。診察の流れを説明するなど、時間がかかっている状況を伝え、安心していただけるように気配りしています」。また、会計時には「次回はどんな処置をするかを把握し、入れ歯や被せ物等で費用がかさみそうな時には、どの程度の金額を用意すればよいか、きちんと伝えることを心掛けています」と話します。

その他会計では、各種健康保険の種類や負担割合を間違えないよう、二回確認後に登録するなどミスを防止。レセプト（医療機関が保険者に請求する医療報酬の明細書）を作成する業務は難しく、今はまだ先輩スタッフから教えてもらっているそうです。診療の予約を受ける時は、スタッフ全員で共有しているアポイント帳を見て、空き状況を必ず確認することを徹底しています。

会計時に「やっぱりここに頼んで良かった」「歯が奇麗になった。どうもありがとう」と感謝の言葉をいただくことも多く、やりがいを感じていると話す今藤さん。「自分が処置をしたわけではないのですが、歯科医院スタッフの一員として関われて良かったと思います」とほほ笑みます。

患者様は地元町内の方が中心で、小さなお子様が一人で来院することもあるため、「お子様は待ち時間が長くならないよう、全スタッフで意識しています」と言います。お子様は泣きながら受診するケースもあり、治療時は一人にさせずにスタッフが近くに寄り添うなど配慮し、今藤さんも待合室で声を掛けているそうです。「帰ったら何を食べるの」「どんな部活動をやっているの」「ゲームは何が好き」など、何気ない会話でリラックスしてもらうことを心掛けています。

当院では現在、一人の患者様にいつも同じ歯科衛生士が対応する体制づくりを進めています。受付としても「今後は完全予約制でアポイントの入れ方を工夫し、担当の歯科衛生士がその日に必ず在院していることを確認してから、予約を受け付けるようにしたいです」と話す今藤さん。これからもスタッフ全員で協力し合い、患者様への細やかな気配りを忘れず、心地よい医療サービスを目指します。